Bizen Custom Order Grain Arched Spalted Maple Top Jacaranda FB Matt Black Burst #200699 【極音個体】【ホンジュラスマホガニー】【ハカランダ】【担当現地選定材】【池袋店在庫品】

ショッピングクレジットによる分割が48回まで手数料0%キャンペーン実施中！※一部対象外もございます 2020年初春に当店担当は個人のお客様オーダー用の木材選定の為に愛知県春日井市にあるBizen Worksの工房へ伺いました。

工房へ伺った当初はお客様オーダー分以外のオーダーをするつもりは全くなかったのですが、あまりにも美しすぎるスポルテッドメイプルを発見してしまい、心が揺れてしまいました。

ただでさえ杢目が美しいそのスポルテッドメイプルは何とアーチトップでも仕様が出来てしまう程の厚さを持ち、スポルトに良く見られる虫食いも殆ど見える範囲では全く発生していなかったのでオーダーをする事に決めました。

しかしながら一点懸念がございました。

2枚のスポルテッドメイプルの内1枚は全く問題が無かったのですが、もう一枚はギリギリ幅がトップ材に使用出来るか出来ないかギリギリのサイズだったのです。

結論を申し上げるとサイズは足りませんでした。

Bizenの坂本社長も、サイズが足りないから捨てるなり薪にするなりして処分しなければ……と仰っておりましたが、こんなに良い杢目の材を破棄するなんて勿体ない! という訳で、私自身様々な案を練り閃いた渾身の案が、もう片方のスポルトメイプルのフレイム部分で余る箇所を継ぎ足す事で横幅問題を解決する方法でした。

もう一方の材は幅広い範囲でフレイムメイプルの様な杢が出ており、木材のサイズ的にも切り捨てられてしまう部位でした。

それをもう片方の材の中央部に継ぎ足してあげる事で、破棄する木材を一切出さずに2本のギターを製作する事が出来ました。

実際にギターが完成した今、実機を眺めてみても当時の判断は大成功だったと思えます。

ボディー中央部に生み出された、フレイムの様な杢のスポルテッドメイプル材がルックスにメリハリを与え、非常にオシャレで色気のある見た目となりました。

それを半艶程度のマットブラックバーストで仕上げた事で、ギター全体が締まった様な印象となり、大人の色気を備えた極上のルックスとなりました。

トップ材が決まった次は、指板材とボディー材の選定です。

当店担当がBizenでギターをオーダーする際に揺らがすことのない絶対的なコンセプトがございます。

"妥協の一切ない最高級のサウンドを持つギターを作る" この一点のみを最上位の理念として材を選定致しました。

まずは指板材のブラジリアンローズウッドの選定です。

Bizenさんが持つハカランダは沢山あり、ルックスに優れた真っ黒なハカランダと、白めなルックスの茶ハカランダ等が多々ございました。

楽器店や個人オーダーの定石で言えば、音は二の次で真っ黒なハカランダを選ぶべきです。

しかし上記の理念を掲げているが故に、サウンドを第一優先としてあえて黒ハカランダと茶ハカランダのルックスは全く問いませんでした。

工房にある全ハカランダを指でタッピングしながら良い音とそうでない個体に振り分けていき、それを何度も繰り返す事で数枚のハカランダまで絞り込みました。

サウンド選定の基準としましては、薄めの金属を叩く様な硬質で凛とした心地の良いサウンドをしているかどうかで良し悪しを絞り込みます。

特に音が良いハカランダを選んだところで、スポルトメイプルトップにふさわしいルックスのハカランダを2枚分選定し、今回のモデルに割り当てました。

ボディーやネックに使用するホンジュラスマホガニーも勿論選定をしております。

ホンジュラスマホガニーは、所謂ビンテージのレスポールに使用されていたマホガニーで、今となっては新たに切り倒して供給される事のない、非常に希少な木材です。

現代の楽器作りのメインとなっているアフリカンマホガニーにと比べるとホンマホはサウンドに透明感があり、尚且つミッドが心地よく持ち上がり、サウンド全体に温かさを感じる事が出来る最高のトーンウッドです。

そんなただでさえ希少なホンジュラスマホガニーですが、ワンピース用のボディー材をさらに選定をし、軽量且つ鳴りが良い材を選定致しました。

ネックに関しましてもしっかりと詰まっており、鳴りが良い材を選定致しました。

レスポールタイプはどのブランドも大体4kg前後の重量となってしまいますが、この個体に関しましてはアーチトップであるにも関わらず重量はわずか3.61kgと、ストラトと殆ど変わらない重量になりました。

ギターの全体の鳴りとしましても、爆鳴りと評しても良い程の生鳴りをしており、アンプからもハッキリと飽和感を味わう事が出来る程でございます。

パーツ類も全てハカランダを使用。

ブリッジやピックガードのハカランダ材も私が選定を行い、ルックスとサウンド共に優れた材を使用しております。

ピックガードのハカランダにおいては、Bizenさんに無理なお願いをして指板用のカッコいいハカランダを崩して頂く事になりました。

こうして出来上がったこちらの個体ですが、アンプを通したサウンドは驚く程優れたサウンドを誇ります。

一般的にハムバッカーと言えば、確かにハムバッカーはパワーがある反面、音に輪郭が無くボヤっとした音像になる印象が無いでしょうか。

実際にそれは間違っていないのですが、ビンテージのレスポール等といった本当に良いハムバッカーのギターは、ハッキリした輪郭や歯切れのよい軽快さをも併せ持ったサウンドをしております。

その様なギターは現代では中々目にする事は無いのですが、この個体からはそのような最高のハムバッカーサウンドを味わう事が出来ます。

クリーンでは勿論の事、クランチサウンドでもシングルコイルと見間違えてしまう程のサウンドを誇り、リードサウンドでははっきりとしたエッジ感と心地の良いハムバッカーらしいパワー感を味わう事が出来るのです。

これならばレスポール好きやハムバッカー好きは勿論の事、シングルコイルをメインで扱うプレイヤーにとっても、手に取りたいサウンドであると確信しております。

Grainはレスポールを意識強く意識して製作されておりますが、ただレスポールをコピーしただけのモデルではありません。

レスポールシェイプながらも演奏性を追求しており、その結果群を抜いて優れた演奏性を持つシェイプへとブラッシュアップしております。

レスポールシェイプながら25インチスケールを採用し、ネックも左右非対称で少し肉厚なネックシェイプを採用する等、いかに演奏性を高め、サウンドも満足出来るレベルまで高められるかを追求しております。

この様なレスポールタイプはBizen以外にはお目にかかる事は無く、故にオリジナリティーを発揮しているのです。

是非一度お試し下さいませ。

Top Wood： Arched Spalted Maple Back Wood： Honduras Mahogany 1-Piece Neck Wood： Honduras Mahogany Fingerboard： Brazilian Rosewood (Jacaranda) Position Mark： Parallelogram Inlay Fret： 22fret Jescar #45100 Scale：635mm / 10″〜14″ Compound Radius Head Veneer： Brazilian Rosewood Pickguard: Brazilian Rosewood Back Plate： Brazilian Rosewood Tailpiece： Brazilian Rosewood Knobs: Brazilian Rosewood/Honduras Mahogany Pickup： Bizen Vintage Custom Tuner： Gotoh 510 Bridge： Gotoh Tune-O-matic Finish： Lacquer Matt 重量：3.61kg 正規保証書、Hard Case付属 詳細はお問い合わせ下さい。

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